6月5日
子どもたちが下校し、いつものように楽しい自由時間を過ごしていました。突然緊急地震速報のアラームが鳴り響き、同時に「地震だ!」と職員の叫び声が聞こえてきました。
全職員が一斉に自分の傍の子どもを机の下に避難させたり、バギー上の子どもにはマットやクッションを被せたりし、素早く子ども達の身の安全を確保しました。すぐに机の下に入れない子どもに対しては、クッションを使って頭部や身体を守りました。
揺れがおさまっても、近年の地震は大きな余震がくることがあります。いつでも指定の避難場所である小牧特別支援学校に移動出来るよう、屋外の安全な場所に退避することにしました。
「大丈夫、心配ないですよ」と看護師に付き添われ、医療的ケアのある子どもから順番に屋外に避難しました。
心配そうに声を出していた小さな子どもを見て、年上のお兄さんが「大丈夫だよ」と言うように手を差し伸べてくれる場面がありました。
数十年も前からこの地域には、巨大地震が来ると言われています。
「災害は忘れた頃にやってくる」
子どもたちの大切な命を預かる重心いろはの職員は、常に万が一の事態に備え、今後も定期的に訓練を続けていきます。
重症心身障がい児デイサービス いろは